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印象に残る『高倉健』出演映画を紹介します

(以下敬称略)

早いもので、名優高倉健さんが亡くなって、この11月10日で丸4年になります。
大好きな俳優でしたので、自分なりにその魅力を記事にしてみました。

遙かなる山の呼び声

 今秋、BSプレミアムで放送予定。原作映画で故・高倉健さんが演じた田島耕作役に阿部寛、同・倍賞千恵子が演じた風見民子役に常盤貴子が決定している。5月~6月にオール北海道ロケを予定している。
引用元:オリコンニュース

実はこの映画は3部作になっています。

『家族』1970年
『故郷』1972年
『遙かなる山の呼び声』 1980年

最初に言ってしまいます。
私の中で鉄道員(ぽっぽや)と並んで、「名作中の名作」です。
いかにも山田洋次監督作品らしいなぁと思える映画です。
ハナ肇とのからみが凄く良かったので、強く印象に残っています。
子役で登場するのが、吉岡秀隆(当時10才)
あの『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで東大出の売れない小説家役を見事に演じていた俳優さんです。
見どころはなんと言っても倍賞千恵子とのカラミなんですが、倍賞千恵子の女心が徐々に変わっていくのが何とも言えない。
物語としては、主人公の高倉健が、吹雪の中倍賞千恵子の家を突然訪れ、どこでも良いから泊めさせてほしいと懇願(こんがん)するところから始まります。
結局物置小屋で泊めさせてもらうことになるのですが、この辺りは映画ならではのことでしょう。
女性と低学年児童の2人しかいない家に、見知らぬ男を泊めさすわけがない。
普通は(キッパリと)ことわる笑
その夜ちょうど牛が出産で、それを手伝い朝には立ち去ります。
それでは物語が終わってしまいますが、数ヶ月してからかな?
何故か再び訪れることに。
結局倍賞千恵子経営の牧場を手伝うことになるのですが、(主人は亡くなっている)徐々に吉岡秀隆と仲良くなっていく…というストーリです。
物語としては「ベタ」なのですが、北海道の大草原を舞台に吉岡秀隆を馬に乗せてさっそうと駆け巡る健さんが格好良くて。
そして愛息子を見つめる倍賞千恵子の姿がなんともいじらしい。
殺風景な物置小屋でサイフォンコーヒーを炊くシーンがあるのですが、これがやけにおいしそうに感じるのです笑
訳あって牧場を突然やめて出ていく健さんを、倍賞千恵子が寂しそうに見つめて…(このあたりで止めておきます笑)
最終的にハッピーエンドに終わりますが、影のある男を演じさせたらやはり高倉健かな?と思わせるような映画でした。

野性の証明

公開:1978年
やたら自衛隊のヘリや戦車が登場するので、てっきり協力があったと思っていたら、後年全然なかったことを知り、おどろいた記憶があります。
健さんと薬師丸ひろ子が親子役で共演。
と言っても本当の親子でなく、殺された父親の娘として引き取った。
東北の寒村で起こった大量虐殺事件で奇跡的に助かった薬師丸ひろ子にはふしぎな(予知)能力が備わっていました。
自衛官の元特殊工作隊隊員で、除隊してから保険会社に転職した健さんはこの事件を調査しますが、次第に警察・自衛隊も巻き込んでやがて元上司(松方弘樹)の率いる自衛隊と戦うことになる…というストーリーです。
若かりし頃の舘ひろしが財閥の息子役として登場しています。
役柄としては完全にボンボンですが笑、夜は暴走族のリーダーとして暴走行為を繰り返します。
結局は味沢(健さん)に殺されてしまうのですが…
薬師丸ひろ子のデビュー作品でもあり、当時はよくテレビでもCMをやっていました。
最後は健さんがピストル1丁で、自衛隊に向かっていくシーンで映画が終わりますが、これがまた格好いい。
森村誠一の証明シリーズ第2段で当時よく森村誠一の本を読んでいました。
色んな意味で話題をさらっていた『角川映画』でした。
衝撃的だったのは、なんと言っても『特殊工作隊』の秘密訓練。
山中で、食べ物を自分で調達しながら1ヶ月過ごすのですが、自分の手足を食べるシーンを見た時はさすがに気分が悪くなりました笑
ハナ肇がここでも刑事役で登場しています。

居酒屋兆治

公開:1983年
原作は山口瞳の小説です。
サントリーのコマーシャルに昔よく出ていた人ですね。
『この街には不似合いな〜♫』
加藤登紀子の「時代おくれの酒場」
健さんが主題歌として歌っています。
歌い方はそっけないのですが、これが妙に似合ってます。
そして「兆治 」と言えば、我々世代ではすぐに出てくる名前です。
かってロッテの大エースだった「村田兆治」
店の名前もそれから取っています。
北海道の函館で居酒屋を経営するところからストーリーが始まります。

昔の恋人役   大原麗子
妻役      加藤登紀子
健さんの友人役 田中邦衛
元野球部の同僚で健さんがピッチャー田中邦衛がキャッチャー。
要するにバッテリーね。
肩を壊して野球を断念した健さんは、プロをあきらめて就職しますが、会社ともめて辞めることに。
それがきっかけで居酒屋を経営することになりますが、元恋人(大原麗子)の良からぬ噂を聞いてから、物語は展開していきます。
不器用な男を見事に演じている健さんワールドです。

鉄道員(ぽっぽや)

北海道で8/16日に雪がふりました。

8月に日本で初雪が観測されたのは2003年より15年ぶり。冬型の西高東低の気圧配置となったことが原因。
引用元:Sputnik日本

そんな北海道を舞台にした、ローカル線の駅長に訪れる小さな幸福を描いた作品です。
原作は同名小説、浅田次郎の直木賞受賞作。
公開:1999年
もうすぐ20年になりますか…
後述しますが、私の中で高倉健と言えば= 乙松(おとまつ)です(名字は佐藤)
妻役の大竹しのぶ・同僚の小林稔侍との絶妙なカラミ。
志村けんも出ていますが、これまた少しやさぐれ役を見事に演じている。
大竹しのぶとの間に授かった一人娘(雪子)。
しかし生後2ヶ月で息を引き取り、しばらくして大竹しのぶも病死してしまう。
失意の日を送っていた乙松にある日一人の少女が現れる。
そして高校生役で広末涼子が再び乙松の前に現れる。
この様になくなった一人娘の雪子が、それぞれ乙松の前に3回姿を変えて現れるというストーリーですが、広末涼子の演技は見事でした。
実は私もこの前年に、幼い子供を一人亡くしています。
この映画を観た時どうしても自分の子供のことがオーバーラップして、涙が止まりませんでした。
浅田次郎はずるいんですよね。
こういう風にファンタジーに人間の愛を描く小説を書くのが上手いですから。
あの世から現世に戻って…という
少し似たような手法で描いた小説が他にもあります。
椿山課長の七日間』ですね。
雪の降る北海道ローカル線のホームで立っている駅長姿の健さんの似合うこと。
これほど哀愁をただよわせる健さんは、他の映画でもたくさんありますが、鉄道員(ぽっぽや) が私の中では1番ですね。

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まとめ

当初は『野性の証明』の代わりに『南極物語』か『幸福の黄色いハンカチ』を考えていましたが、それではあまりにも北海道や寒い地域の話ばかりになると考え、急きょ『野性の証明』に差し替えました。
しかしこうしてみると、健さんて確か九州出身のはずなのに、どうしてこんなに北海道とか、南極とか寒い土地の映画が多いのだろう?笑
以上、お読みいただきありがとうございました。
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